「叱られても、耐える。そして家族の為に」 ~家で見せないつらい顔~②
そんなある日、お父さんの職場について家族が調べた場合、果たしてどれだけの企業イメージを伝えることができるのでしょうか?
情報公開は、親近感を高める集客効果だけではなく、勤めているその周りの人達に安心を与える素材としても活かせるのではないだろうか。
つまりホームページのブログにとどまらず、個人としての情報公開が、企業の見えないところで、イメージ向上に繋がっている可能性はあり、知りたいと言うニーズもあり得るのではないでしょうか。
個人の表現は尊重されるため、表現によってはそれがイメージに影響を及ぼす場合も考えられます。しかしその表現は立派な一つの意見であり、マイナスの要素そのものでもあります。
つまり、イメージに影響することを公開できない理由があるのは企業側だからです。知られても問題がないことは、情報公開されること自体に異議がありません。
情報公開こそがイメージを良くするツールであり、公開しない要素こそ、疑問点を作るという観点が増えてきております。
会社から見える景色を知りたい人は少なくありません。
たとえ家族であっても、働く姿はなかなか見ることは出来ません。そんなとき、唯一の情報手段は写真しかありません。
家庭を持つ父であれば、その勇姿は家族に見て欲しい映像だと思います。
また、家族からしてみれば、お父さんはどんな姿で働いているのか、親の背中を見て育つ子に見せるのは映像媒体です。
取り組んでいる仕事が成功しかけている、そんな様子も規制により公開できないのでしょうか。
頑張る姿だけでも、映像化できないのでしょうか。きっと、家では見せない一面を持っているはずです。
企業に勤め、会社に貢献する「社員」は会社のために利益を生み出すべく、日々努力をして貢献しています。それに対して会社はお金を支払って労働を買います。それは、ただ社員として働くだけでなく、その社員の「家族」の生活に対してお金を払っていると言うことになります。
そこには様々な心理があることも事実です。
会社の社員のうしろには、その「家族」がおり、帰りを待ちわびているということです。
仕事場の景色をPRするからこそ、強い企業イメージを提供できるのではないでしょうか。
そして、社員が自分の働く姿を自身を持って人に紹介できる、一つの「商品」となる可能性にこれからの注目を期待します。