「叱られても、耐える。そして家族の為に」 ~家で見せないつらい顔~①

「行ってらっしゃい」「行ってきます」この二言が、家と仕事の境目を作る毎朝の儀式です。

家庭と世間を唯一さえぎる一枚の扉を開くとそこには、ビジネスマンとしての姿が見えてきます。会社では一体どんな仕事をしているのでしょうか。家族にはその姿は見えません。

 

家族は会社で何が起きているかなど、知る由もありません。そしてまた、会社に勤めているひとりひとりの人間が、家に帰るとどんな顔をしているのか、お互いに知るわけもありません。

 

近年ではソーシャルネットワークが発達し、勢いを増して普及してきております。

スマートフォンで撮影を行い、ネットワーク上にアップロードすることで、同一空間に存在するビュウワー(閲覧者)がそれを閲覧できるという仕組みです。

大手情報交換ツールも復旧しており、今や無料で情報交換ができる次代になりつつある中、企業では「個人情報」や「企業秘密」や「企業イメージ」などへの影響を理由に、一切の禁止を設けている企業も存在する。

確かに、社内での撮影は個人情報を管理している関係もあり、危険は伴われる。

しかし、そもそも個人情報とは一般的に、人目に付かない書庫などに保管することが当然ではないのでしょうか。

お互いの肖像権についても、個人間で認める限りであり、会社が規定できることではないことは、日本国憲法によって守られています。

※ただし、度が過ぎる情報公開は別である。

最近は、自ら社内でブログを掲載し、お客様との距離を縮め親近感を持ってもらうという趣旨の基に情報公開の取り組みが促進されており、今では多くの企業が取り組んでいる時代になりました。

製造業など「企業秘密」に該当する場合はやむを得ないかと思いますが、表現の自由と言う意味ではあくまで個人の権利であり、情報公開が一種の気休めの場所なのではないでしょうか。

情報を発信すると言う行為は、人間の心理上誰かに知ってもらいたい、孤独からの開放感や共有したい好奇心、提供したいと言う慈善心、アピールしたい存在意義や表現方法の追求など、企業に対してマイナスと言う事は少ないのではないでしょうか?

 

むしろ、対一般人への情報発信により、お互いのネットワークは広がり、企業のPRにも繋がる可能性もあり、大半の企業がこうしたブログを通じて企業のイメージアップを図っております。

インターネットが普及した現代、自宅にいながら会社の情報など簡単に閲覧することができるため、ブログやホームページは広告手段として非常に有力なツールであるとして、力を入れている企業が非常に意多いです。